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さらしな粉の使い方

2014年01月22日 

 多量のさらしな粉を頂きました。更科そばの打ち方は、柚子そばの打ち方に記載されておりましたので試してみましたが、加水の割合や水回しの際の注意事項など御座いましたらお教え下さい。

また、更科粉と私が平常利用している蕎麦粉との調合利用は可能でしょうか。可能な場合その割合や加水率についてご教授お願いします。

 答

 喜心庵のホームページをご覧いただき有り難うございます。 あらためてホームページを読み直してみました。 我ながら、前置きが長くて読みづらいですね。

紹介したやり方は、木鉢仕事が二八の並そばを打つ感覚に 一番近いと思いますが他のやり方でも構いません。

「加水の割合や水回しの際の注意事項」ですが 何度も失敗してください。 無責任かつ不親切なアドバイスですみません。 最初から失敗をしないように とりあえず、つながっているそばを打とう などと考えて臨むと安全策に走りいわゆるズル玉とかズル打が習慣になってしまいます。 最初から1回で加水を決めようなどと考えず 追加で何度も水を足すようにしてください。

そして、五官で変化を感じ取ってください。 そうすれば、失敗こそが最良の肥やしになります。 普通のそばを打っておられるようですから、 さらしなのそば打ちの感覚を掴むのはそう難しくはないと思います。

普通のそば粉にさらしな粉を混ぜることは構いません。 もともとのそば粉にもよりますが,3〜5%混ぜるとコシが強くなります。 15〜30%以上入れるとさらしなを打つ感覚に近くなり、 水ではつながり難くなります。 さらしな粉の分、加水量は多めになりますが、 あまりさらしな粉を多く混入するのでなければ、 普通のそばの水回しの感覚で加水量を決められると思います。 あと、さらしな粉の利用方法として ちょっともったいないと思われるかもしれませんが、 さらしな粉を打ち粉に使うとそば自体の味や そば湯の味がワンランクアップします。

最初、普通の打ち粉との差はあまり感じないかもしれませんが 4〜5回も続けてさらしな粉を打ち粉に使ってから 普通の打ち粉で打った蕎麦を食べると、 はっきりと差が出てくるはずです。 そして高いさらしな粉を打ち粉として使うことで、 打ち粉のなかで延し、切りをするような 杜撰な仕事をしなくなります。

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