Q&A
<質問1> 自家栽培の玄蕎麦を家庭用製粉機(国光社「やまびこ号」)でロール間隔を最大に開けて製粉したら80メッシュの篩に通して1番粉が25%ほど出ました。打ち粉として使うには多すぎるのでこれを100メッシュの篩に通しましたら20%ほどに減りました。もっと減らしたいのですが更に目の細かい篩に通せばよいのでしょうか。またこれが更科粉とかはなこ(花粉)とか言われるものでしょうか。専門店で売っている「打ち粉」と同じものでしょうか。
<質問2> 更科粉とはなこ(花粉)の違いを教えてください。
<質問3> 玄蕎麦100%に対して、花粉、胚乳、胚芽、甘皮、殻はどれくらいの割合で取れるのでしょうか。品種によって異なるかも知れませんがおおよその数値を教えてください。
喜心庵のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。 さて、 最初にお断り申し上げます。 私は國光社やまびこ号を使ったことがございませんので、本当のことを言えばよく分からないのです。見当違いのことを申し上げるかもしれませんがご容赦ください。 更科粉、はな粉、打ち粉とは何かというと、どちらもJAS規格のようなはっきりとした基準があるわけではないのです。 ですから、一口に更科粉といっても、小麦粉が黒く見えるほど純白なものから、普通のそば粉と変わらない薄茶色のものまで製粉所によってさまざまです。 はな粉は、殻付きのまま石臼で挽いて殻をむくときにでる粉です。しょっぱなに採れる粉だから「はな粉」と云うのだそうです。 打ち粉は、十数年前、製粉所で聞いたはなしですが、抜きを作るときにでた割れや、安い玄蕎麦からとった1番粉だそうです。 メッシュは50〜60で指先にちょっとざらつきを感じるくらいの荒さです。 ざらつきがないとくっつき防止の効果が少ないのだそうです。 1番粉として、お採りになった粉が打ち粉に使えるかどうかは、やまびこ号の性能を存じませんので、なんとも申し上げられません。 國光社さんにお問い合わせになれば、はっきりするのではないでしょうか。 余談ではありますが、自家製粉の蕎麦屋さんで、打ち粉も自家製と云うところを存じません。 打ち粉を自家製しない理由としては、
ですから、農家から玄蕎麦を仕入れて自家製粉するようなお店でも打ち粉は粉屋さんから買うのが普通です。 花粉、胚乳、胚芽、甘皮、殻はどれくらいの割合で取れるかというと私にはわかりません。 たぶん、どんな製粉機をつかっても、胚乳、胚芽、甘皮を分けるのは難しいと思います。 製粉歩留まりですが、粉になるのは玄蕎麦の65%〜80%くらいだと思います。 それでは、よいお年をお迎えください。
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