Q&A

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 Q 四つだしがうまくいきません
2009年 7月28日 

 初めてメールをさせていただきます。*******と申します。温かくわかりやすいご回答をホームページで見せて頂き、勉強になります。今回、思い切ってメールを出させていただきました。お蕎麦を打ち始めて約半年です。四つだしがうまくいきません。先端の形がおかしくなったり、しわがよったり、力が弱すぎて角が全然出なかったり、これら全ての失敗をそれぞれの角でおかすため修正ができなくなります。親指を揃え手のひらで押してみたり指の方で押してみたりしています。お忙しい中、申し訳ございません。お時間が空いたときで結構です。宜しければどんなふうにしたらよいのかお教え願えないでしょうか。このところずっと悩んでいて、よけいにおかしくなり中央が薄くなりすぎて伸すときに穴があいたりしています。すみません。読んでいただいてありがとうございます。

 

 
  答

  四つ出しは正確に正方形にしなければ 後で伸すときに形がどんどん崩れてくる と言うものではありません。 意外かもしれませんが、大雑把に四角ならOK。 多少の歪みは肉分け、延しで修正します。

もちろん正確に四角にしたほうが、修正の手間が省けますが、 場数をこなしているうちに四角に出来る様になります。 丸延しのときに、親指の厚みの半分くらいの 厚みに伸したほうが歪みが少なくてすみます。 あまり薄いと今度は修正が出来なくなります。

逆説的ですが、失敗をしなくなって半人前 失敗を誤摩化せるようになったら一人前です。 たとえ正確に四角形に延せなくても できあがった蕎麦の味に大差はありません。 四角にならないことより厚みのムラの方が むしろ味に影響します。

そのあたり味よりも型通りの動作や見ための美しさを重視する 今どきの蕎麦打ちセオリーには合致しないかもしれませんが 「そば打ちは調理、そばは食べ物、うまければそれでよし」 というのが私どもは考えかたでしたので。

多少不格好でも笑顔で食べられればそれで大成功だと思います。 形にこだわらずそば打ちを楽しんでください。

 

 

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