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 重ねる側を10cm程度短く畳んだ時の切り方
2009年12月17日 

初めまして。分かり易い解説、何かと参考にさせてもらっています。 以下ご教示頂ければ幸いです。

麺を2枚に畳む時に、駒板の動きをスムーズにさせるため重ねる側を10cm程度短く畳むように教わりました。これだと、麺帯を切り進めて行くうちに駒板の枕部が浮いてきて、終りの頃は麺の太さを一定にできません。

動画等では上下を揃えて畳んでいるようですが、これだと更に枕部が持ち上がってしまいます。 どのようにして切り進めばいいのでしょうか。 よろしくお願い致します。

 

 答

喜心庵のホームページをご覧いただき有り難うございます。

私の場合できるだけ揃えて畳む様に心掛けておりました。 理由としては出来るだけコンパクトに畳んだほうが扱いやすいし、切り板(まな板)に収まりやすいからです。要するに効率の問題です。

包丁の大きさや切り板の大きさで、延す広さの上限を決め一回に打つ量の上限も決まります。 12枚畳みにするのもなるべくコンパクトにするためです。 敢えてずらすと言うやり方は、寡聞にして存知ませんでした。

包丁で切るとき、最後のほうは駒板が傾いたりしてやりにくいものです。 私が初心者の頃は駒板の押さえ方等を色々工夫しながら数をこなすうちに駒板の傾きも気にせず普通に切れるようになりした。

それらの工夫のなかから私なりの駒板の使い方を見つけましたが、万人に有効かどうか分かりませんし正しく言葉で伝えるのは難しいので割愛させていただきます。(実際に見てもらいながら説明すると直ぐに分かってもらえると思いますが。)

それに包丁と駒板は理屈が先行すると逆に手が動かなくなることもあります。 手を動かしながら工夫した方が良いと思います。

ずらして畳むやり方を指導された方も工夫して編み出されたオリジナルの方法だと思います。 そういったやり方が悪いとは思いません。ずらして畳んだほうが切りやすく、他に支障が無ければ構わないと思います。

ただ、ずらして畳んで切るという事を意識してやったことがないので敢えてずらした場合の切り方(包丁と駒板の使い方)についてはなんともいえません。 もし可能であれば指導した方に直接訊いてみてください。

普通、打てないときはいろんなやり方をやってみるのですが 打てるようになったら他のやり方を見向きもしないものです。自分と違うやり方を蔑むようになる人もいます。 本当は逆なのです。 打てないときはどんな打ち方でやってもうまくいきませんのでなるべくひとつのやり方で習得したほうが良いと思います。

ある程度打てるようになると大概のやり方で打てるようになります。違う打ち方が意外に自分にあっていることもありますし、特定の条件ではその打ち方が良い場合もあることに気付くこともあります。

自分と違う打ち方をしている人が、どういう風にそばと向き合っているか分かりますから頭ごなしに蔑むようなことはありません。

ある程度そば打ちの出来る方だとお見受けしますので、ときどきでかまいませんから、工夫しながらいろんなやり方に挑戦してみてください。 ご自身なりの工夫で解決できると思います。遠回りと感じることもあるかと思いますが、決して無駄にはなりません。

お答えにならなくて申し訳ありません。

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