喜心庵のホームページをごらんいただきありがとうございます。
わざわざご質問頂いたのですが申し訳ありません。
何番くらいのペーパーが最適かは、木の材質とか色々あるでしょうから、
のし棒をお求めになった業者さんにおたずねになられるのが一番いいと思います。
私の麺棒の手入れは、しぼった濡れタオルできれいに汚れを落とした後、
乾いたタオルでしごくように拭くというやり方です。
くるみ油、太白胡麻油が木材の手入れには良いと聞いて試した事はあります。
確かに一時的に格段に滑りが良くなりますが、数を打つと効果が落ち、あまり変わらなくなってくるのと、
滑り具合の差が大きくて、かえってやりずらいのですぐにやめました。
ですから、ざらつきの原因がくるみ油かどうかも分かりません。
一本1500円のスプルースから12000円のイチイ、あと檜や樫、朴を使っていましたが
表面にざらつきが出た事は一度もありません。
朴の場合若干毛羽立つような感じになる事がありますが
乾いたタオルでしごくだけできれいになっていました。
新しい麺棒や暫く使わないで手入れを怠っていた麺棒などは暇を見つけて、
あるいは休みのときに家に持って帰りテレビを見ながら
滑りが良くなるまで乾いたタオルでしごいて磨いていました。
ということで麺棒にサンドペーパーをかけたこともありませんので、経験上のお答えはしかねます。
やったことはありませんが、
確か、木賊(トクサ)で磨くと良いというのが、片倉康雄氏の本に書いてあった記憶があります。
片倉氏の本とは『一茶庵友蕎子 片倉康雄 手打そばの技術』 旭屋出版です。
3分の1は道具とその手入れについて書いている本です。