Q&A   
ホームページをご覧いただいた皆様からのご質問です 
岩手県の在来種

2012年 2月14日 

 久し振りにホームページを覗かせて頂きました。羊山公園の蕎麦祭りやおまけの蕎麦の花畑写真綺麗ですね。先日サークル仲間が岩手の米やさんから通販で蕎麦粉を買ったのでと持って来ました、5:5で打ちました。

蕎麦屋さんでは食べた事が有りますが自分で打った蕎麦がこんなにも食感・喉越し・つるつる感がある蕎麦粉に会ったのは初めてでした。早速岩手の米穀店に注文し品種と何番粉か教えて下さい農家から直接仕入れていると書いてあったので聴いて下さいとメールしたら解答は昔からの在来種で何番粉なんて解らないとの解答でした。全く誠意が感じられませんでした。

自分で岩手県農業試験場を探し出し調べました、青森県南東部「階上早生」岩手県県北地方「階上早生・はしかみ早生」と言う品種又「岩手早生」の2種類が有る事が解りました。品種に依って違うのでしょうか?冬限定品と書いてあります。何故でしょうか?

つなぎは埼玉産の農林61号を使いましたがつなぎの品種でも変わるのでしょうか?

近くの米やさんで私が買って居るのは幌加内産とは聴いてますが品種は解りません。キタワセソバ?牡丹そばらしいですが品種の特性は何も知りません、今年から生産のレラノカオりは食感が良いと書かれてます。楽しみにしてます、喜心庵さんでは何処の産地の何の品種の蕎麦粉を使用されて居りましたか?又蕎麦粉は数種類ブレンドされて居りましたか?教えて頂ければ幸いです。

何時も楽しい情報有難うご座います又他の方達からのQ&Aを掲載して頂いておりますのでとても参考に成ります。私は蕎麦の「段位」を取る事には全く興味は有りません、サークルの心得は・楽しく・上手に・美味しく・をモットーに常に研究心を怠らず向上心を持ってです。末永く情報提供をお願いします喜心庵さんはお気に入り登緑して有ります、これからも宜しくご指導の程お願いします。

 答

 いつも喜心庵のホームページをご覧いただき まことにありがとうございます。

在来種についてのご質問ですが、 在来種には品種名がありません。 なぜなら、 むかしから農家が種子を守り続けてきたものですから、 新品種ではないため品種名登録ができないのです。 ですから在来種であれば 「階上早生」でも「岩手早生」でもありません。

なぜ冬季限定か 理由はわかりませんが たぶん生産量が少ないので 春までの在庫がないのではないかと思います。 岩手の事情はわかりませんが北海道では在来種の栽培は道庁が良い顔しません。 推奨銘柄品種と交雑して品質が落ちるというのが理由です。 在来種の大規模栽培は行政の干渉もあり難しいのではないのでしょうか。

幌加内産ですが 「キタワセ」で間違いないと思います。 「ホロミノリ」というキタワセの改良種もありますが ほとんど出回っていないようです。 「ホロミノリ」はキタワセの矮性品種で味はあまり変わらないようです。 つなぎの小麦粉でもちろん味や食感はかわります。 コムギ感が強くないくせのない控えめな小麦粉が良いと思います。 北海道産のチホクコムギという品種が最高でした。 十年くらい前から栽培されなくなりました。 道庁の推奨銘柄から外されて僅か2年で全く姿を消してしまいました。

喜心庵のブレンドですが 「キタワセ」「ボタン」と 信州のある地域の在来種です。 信州のどこかは企業秘密と言うことでご容赦ください。 それから、 夏はタスマニア産の新蕎麦もブレンドしていました。

自分でそばが打てるという楽しみは いろんなそば粉や打ち方を試せるということですね。 おおいにそばを楽しんでください。

Re
 おはようございます、札幌は大雪で寒いのに真夜中迄起きて解答を頂き申し訳有りません。またまた勉強に成りました。在来種とはこの様な意味が有るのですね。岩手の米屋さんにごめんなさいです(^^)ブレンドの件有難うご座いましたブレンドしている事が解っただけでも収穫です。それから送信文が一部「化け文字」になっておりました読みずらっかた事と思いますパソコンの調子が最近良くないので修理に出します。これからも宜しくお願い致します有難うご座いました。

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