雛そば |
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2009年3月1日 | |
先月の節分につづきまして今月はひな祭りです。
今はどこの地方に行ってもひな祭りにそばをというのは聞きませんが江戸時代には、ひな祭りが終わった3月4日におひな様にそばをお供えしてから、ひな飾りを仕舞ったのだそうです。 どんなそばを供えたのかとういと、そば屋からとった出前のもりそばが基本でしたが、だんだん贅沢になって3色の変わりそばや5色の変わりそばがはやったりしました。3色や5色はあっても4色がないなんて奇数を尊重するところがいかにも伝統行事ですね。 ところで変わりそばというのは、さらしな粉という白いそば粉に、食品を混ぜて彩りや風味をつけたそばのことです。たとえば抹茶をまぜた茶そばなどはおなじみだと思います。 変わりそばに混ぜるもののほんの1例をあげれば 緑色 : 抹茶、よもぎ、あおのり ながいも、豆腐、卵白あたりは彩りというよりつなぎという感じがしないでもありません。 おひな様に供えたそばは、そのあとどうしたの?と疑問ですが、昔の人は無駄なことはしないもので家族みんなで分けて食べたようです。江戸時代の川柳に「毛氈の上で二八を盛り分ける」というのがあります。
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