カレー南蛮とカレーそばの違いは、ネギを使ったものが「カレー南蛮」、タマネギを使ったものは、「カレーそば」というのだそうですが、実際のお品書きでの例外が多すぎて、この分類はほとんど意味がありません。
ちなみに『蕎麦の事典』(新島繁 編著 柴田書店)によりますと、明治42年に大阪の「東京そば」というそば屋が、カレー南蛮を始めたのだそうです。「東京そば」の店主は昭和45年まで 健在であったようで、B級グルメでその由来があきらかな希有な例といえましょうか。
一般的には、小麦粉にカレー粉をまぜたものを、かけそばの汁に混ぜて作ります。しかしこれは、なれていない人が作ると小麦粉がダマになりやすい欠点があります。料理初心者でも失敗のないように、マッシュポテトフレークでトロミをつけました。小麦粉のトロミよりさらっとした感じになるとおもいます。
実をいえば、カレー南蛮は店ではお出ししていませんでした。なぜなら、カレー南蛮に使うそばは、手打ちそばでは繊細すぎてカレーに負けてしまうというか。つなぎの小麦粉のたっぷり入った、機械打ちのそばのほうがカレーに合うようです。
※この分量で1杯分。
材料 |
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ゆでたそば |
1玉 |
かけそばの汁 |
300ml |
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サラダ油 |
少々 |
ねぎ、または、たまねぎ |
おおまかに20g |
鶏もも肉 |
おおまかに50g |
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マッシュポテトフレーク |
15 〜 20g |
カレー粉 |
2g(小さじ1杯) |
クミン粉末 |
少々 |
ガラムマサラ |
少々 |
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刻みチーズ |
1つまみ |
生クリーム(泡立てない) |
少し |
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カラメルシロップ |
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トマトケチャップ |
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チャツネ |
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- カラメルシロップ、トマトケチャップ、チャツネを、3:2:2の割合で、あらかじめ混ぜておく。
- ねぎと鶏もも肉を切る
- ねぎと鶏もも肉をいためる
- 肉が白っぽくなったら、かけそばの汁を入れる
- カラメルシロップ、トマトケチャップ、チャツネを混ぜ合わせたものを大さじ1杯いれる。
- 汁が煮えたら、マッシュポテトフレーク、カレー粉、クミン粉末、ガラムマサラを入れてまぜる
- そばを温め丼鉢へ
- 温めたそばの入った丼鉢にカレー汁をそそぐ
- 生クリームと刻みチーズをのせる
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